ガラガラガラガラガラ





「おっそくなってスイマセン!!」



「遅刻。さん、どういうつもりですの?」



「スイマセン先生・・・怖い人に絡まれてて・・・」



「・・・・・・・・・・今日はそう言うことにしておきましょう。」







今日が入学式でほんと良かった。



だって出席日数に入ってないから、遅刻にならないもーん。



でも先生、怖い人に絡まれてたってのは半分、嫌4分の3くらいほんとだよ?
























































































C L o v e r 1-2
























































































「おはよ、。」







あたしは、立ってるだけで目立つ美人に声を掛けた。



あの子が、親友の







「おはよ、遅刻魔。」



「なっ・・・・初めてだし!!」



「そうだっけ?」



「・・・相変わらず酷いなぁ・・・は。」



「何?2年になったら変わると思った?」



「嫌、思ってないけどー」



もよく付いてくるよね。私に。」



そう言って頭をポンポンと撫でる。



はあたしのお姉ちゃんみたいな、親友。



塾内であたしは頭良くないから、男子にいじめられた事があって。



でも、その時が助けてくれたんだ。







「勘違いしないで。別にアンタ助けた訳じゃないし。そう言うの嫌いなだけだから。」







それだけ言って。



素直じゃないけど優しいがあたしは大好きなんだ。



それからあたしは一生懸命勉強した。



今までいじめてきた男子を見返そうと思って。



と同じ高校に行きたいと思って。
























































































入学式の後。







「長かった・・・理事長の言葉。」



「・・・・先輩達の卒業式より長かった・・・。」



「やっぱり?あたしも思ったー」



入学式の後、人混みの中であたしは必死にの後を追ってた。



でもどんどん距離は離れていく。



は、スイスイ人の波に乗って進んでいき、



あたしはその逆で、グイグイ人の波に押されて進めない。



それじゃ、絶対差は開くよね。







・・・・・・・・・・・・でも理由はそれだけじゃないみたい。















誰かがあたしの腕をつかんでる。



そして反対方向に引っ張られてる。







犯人は・・・・・・・・・
























































































「ちょ・・・・ちょっと!?越前!?」







越前 リョーマ。
























































































たどり着いたのは裏庭。





「ちょっと!どういうつもり!?」



「・・・・アンタが、朝話の途中でいなくなったんじゃん。」





全クラスが退場するまで数分時間はあるだろうけど、



また先生に怒られちゃうじゃん・・・・





「はぁ?じゃぁ朝のことまだ怒って「先輩。」





越前はあたしが言い終わる前に親友の名前を言う。





「え?」



「アンタ親友でしょ。」



「・・・・・だから何?」



「別に。」





ってか、なんで貴方は敬語を使わないのかな?



別にいいけどさ。





「じゃ、今日の放課後校門で待ってるから1人で来てね。」



「は!?言ってる意味が良くわかんないんですけど。」



「じゃ、俺教室戻るから。」



「え!?ちょっ・・・ちょっと!!」





そう言うと、越前リョーマは走って行ってしまった。






「・・・・・・何なのアイツ。」

























































































委員用の教室に急いで戻ってきたとき、自分の席について一息ついたら、



うるさい人の姿が無いことを確認。







「・・・・・・・・何だ・・・先生まだいないじゃん・・・」







そう言ってため息をつくと、後ろから聞き慣れた声。







「・・・・・・・何処行ってたの?」



「あ!。良かった再会できてー」





そんなことを言って笑顔を向けても、は怒っているようだった。





「ほんとだよ!再会できなかったら大変なんだから。迷惑かかるの私だよ?分かってるの!?」



「・・・・ハイ・・・・・・」



「アンタ方向音痴なんだからちゃんと付いてこなくちゃ駄目じゃん!」



「・・・・ゴメンなさい・・・」



そう言うとはため息をつく。



あたしはちょっと落ち込んで下を向くとは優しく言った。







「ほんと、しっかりしてよね。もう1年生じゃないんだから。」







「・・・・・・・・うん!」



あたしは笑顔で答えた。



「・・・・何で笑うのよ・・・私は怒ってるんだよ?」





やっぱりは、本気で怒ってたんじゃない。



心配してくれてたんだ。



なんか、嬉しいな。







「あ、今日は私祖母の家寄らなくちゃ行けないから、一人で帰れるよね?」








「え・・・・・・多分・・・」



「ごめんね。明日からまた一緒に帰ろ。」



「・・・・うん。」

























































































キーンコーンカーンコーン





まぁ、どっちにしてもと一緒に帰れなかったんだけどさ、



何で今日入学したばかりの後輩に呼び出されなくちゃいけないんでしょうか?







「・・・・・・・・ん?」







・・・・・・・まただ。



下駄箱には一通の手紙







“体育館裏で待ってます。”







呼び出されるのは大体月に1〜2回。



でも入学式ってのは・・・初めてだな。うん。



まぁこの字だから、多分この子だろうってのは予想着いてるけど。

























































































現在体育館裏。







先輩、俺、高校生になりましたよ。」



案の定そこにいたのはバスケ部の後輩。



青学高等部は、テニスだけじゃなくてバスケも強いから、外進の子も沢山いる。



彼もその一人。あたしと同じ中学だった後輩。







「・・・・・・そうだね」



しかも、前にも告白されたんだよね・・・



「約束しましたよね?高校生になったら、男磨いたら、考えてあげるって。」



いや、それは君が強引にしたんでしょ・・・



「それはそうだけど・・・」



あたしが反論する暇さえ与えてくれなかったくせに、



「先輩、やっぱり俺、先輩が好きです。付き合ってください!!」



一方的に気持ちをぶつけてくる。

























































































「・・・・・・無理。」



「何でですか!?俺高校生になりましたよ?男も磨きましたよ!?」



「・・・・・・・・あのさ、正直そーゆーのって迷惑なんだよね。」







あたしは、軽く睨みつけた。







「・・・・え?」







当然驚く後輩。







「自分の気持ち押しつけて、あたしの気持ちは無視?」



「・・・・・いや・・・そう言う訳じゃ・・・」



「あたし、貴方と付き合うつもり全くないから。」



「・・・・・・・・・・」



「・・・・・これから先も、その可能性はない。貴方を “後輩” としてしか見れない。」



「・・・・・・・・スイマセンでした!!」







そう言って後輩は去っていく。



軽くあたしを、にらみつけながら。



強引に約束させたくせに、



あたしが反論する暇さえ与えてくれなかったくせに、



一方的に気持ちをぶつけてきたくせに、



あたしが悪いみたいな視線を残して去っていく。



・・・・・・・・・・・だからいつも

























































































「・・・・・・・・・・はぁ・・・また、やっちゃった・・・」







罪悪感が残るんじゃない・・・・



















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