8月だというのに
此処は寒い寒い冬の世界
見渡す限りの銀世界
あたしの嫌いな、大嫌いな雪
これを見ているだけで何だか泣きたくなるの・・・
銀世界の風に 想いを乗せて
「さむーー!!!ほんとに冬だにゃ!!」
英二先輩が騒ぎだす。
「・・・英二、興奮しすぎだよ。」
不二先輩が言う
「だって雪だよ!?雪!!」
先輩は凄く嬉しそうだ。
「ほら、が笑ってるよ?」
あたしは泣きそうなのにな・・・・
「あ!ー!笑うにゃッッ!!」
でも笑ってないと・・・・ほんとに泣いちゃいそう・・・・
「嫌々、笑ってませんよー」
雪は嫌い
あたしは男子テニス部マネージャーの一人。
この前の全国大会、青学が優勝したから
オーストラリアから届いた招待試合にやってきた。
もちろんオーストラリアとは全豪大会があるあのオーストラリアで、
テニスは小学校の授業にあるくらい盛んな国だ。
そして南半球にあるため日本と正反対の季節。
つまり日本は真夏、こっちは真冬・・・・・・
だからあたし達はスキー場に向かっている。
部長曰く体力作りらしい。
「着いたぞ。全員降りろ。」
スキー場に着くとそこは一面銀世界。
「うゎっまぶしー!!」
先輩達が次々と降りる
「凄いね・・・・」
降りたくないな・・・雪あるし
「すげぇーなーすげぇーよ」
雪は嫌い
「こんな綺麗な雪見たのは初めてだなぁ・・・」
置いて行かれる気がするから
「フシュー」
雪は嫌い
「ちゃん?降りないの??」
鍵をかけた扉を簡単に開けちゃうから
「あ!降ります!!雪綺麗ですね。」
雪は嫌い
「そうだね。お前等も早く降りろよー」
嫌でも思い出させるから
「ウィーッス。」
雪なんて大嫌い・・・・
「寒ッ・・・風・・・強いなぁ・・・・」
去年の12月。東京では珍しく雪が積もった日。
私は貴方を屋上に呼び出した。
雪の沢山残ってるから寒い、誰も近寄らない屋上。
なぜなら・・・・気持ちがいっぱいになっちゃったから。
でもね・・・・・・・・・貴方は来なかった。
何故だろう?ずっと考えていた。
あたしは貴方と仲は良いから、断る理由は無いはずなのに・・・・なんでだろう・・・?って
後から貴方に聞いたら、もう一人の子に呼び出されてたんだね・・・。
貴方はあたしじゃなくてその子を選んだ。
その子が・・・・
「うゎぁぁぁ!!凄い!凄いよ、リョーマ!!」
「・・・騒ぎすぎ・・・」
「もー!!リョーマが冷めすぎなんだよ!!」
貴方の彼女。
貴方のその笑顔はあたしの知らない笑顔。
あたしの入れない世界。
彼女はもう一人の男テニ部マネであたしの大親友。
どっちも大切な人だから。
どっちの笑顔も大好きだから。
あたしの想いは封印したのに・・・・。
なのに・・・・雪を見ると思い出す・・・・
あたしが貴方を好きだった事
あたしが貴方をどれだけ好きだった事
あぁ、やっぱり諦められてないんだなぁ・・・。
ねぇ・・・
貴方の全部を欲しがらないから、
もうこれ以上望まないから
欲張らないから、
少しだけあたしにその笑顔を向けてくれませんか・・・・?
銀世界の風に想いを乗せて
少しだけ貴方の心であたしを見て下さい・・・・
★反省部屋★
参加させていただきありがとうございました!!
本当に感謝感謝です。嬉しくて一気に書いちゃいました!!
それであたしの気持ちと一緒に勝手にオーストラリアまで飛んでいき・・・・
でもあたしのイメージで銀世界=スキー場だったので、冬なのは南半球かなぁ・・・って。
ヒロインとリョーマとの絡みが無くてスイマセン・・・
読んでくださった方、参加させてくださったレン様、本当にありがとうございました。
2006年8月20日 足立 (心の瞳)